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紙芝居:「新・古事記  ヤマタノオロチを倒せ!」 (後編)

その夜、主人の言った通り、八つの頭を持つ巨大な大蛇〔ヤマタノオロチ〕は現れたんじゃ。
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 〔ヤマタノオロチ〕は屋敷に入ろうとしたが、目の前の(酒の入った)桶に気がついた。
 そして、八つの頭すべてが、その酒を飲み始めたんじゃ。
 その様子を〔スサノオ〕は、岩陰からそっと見ておった。
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 それから間もなく、〔ヤマタノオロチ〕は体中に酔いが回り、その場に倒れて、イビキを掻き眠り始めたんじゃ。
 それを見て、「今だ!」と〔スサノオ〕は、剣を振り上げ飛び出した。
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 そして、「エイッ!」、「ヤァッ!」と、瞬く間にその首を斬り落とした。
 こうして、〔ヤマタノオロチ〕は、あっという間に退治されてしまったんじゃ。

 「お~い、みんな、もう大丈夫だぞ!」と〔スサノオ〕が言うと、老夫婦と娘は、屋敷の窓からそっと顔を出した。
 「おおっ、お見事!」と主人は叫んだ。

(・・余談ながら、以前、この紙芝居を作るために、東宝特撮映画「日本誕生」を何度も見た。 三船敏郎演じる〔スサノオ〕の神が、〔キングギドラ〕みたいな〔ヤマタノオロチ〕を、走り回って切り捲るのだが、その場面は「七人の侍」の〔菊千代〕のように見えてしょうがなかった。)
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 こうして約束通り、〔クシナダ姫〕は、〔スサノオ〕の神の妻となったんじゃ。
 そして、やがて二人は(のち《パワースポット》となる〔笑〕)、《出雲の国》に大きな御殿を建てて、その国は大いに、繁栄したということじゃ。

 その〔スサノオ〕の神から《六代目》の子孫が、〔オホアナムチ〕という御方で、のち〔大国主命(オオクニヌシノミコト)〕という名で有名に成り、大活躍されるのじゃが、・・それは又、別のお話。 
 ひとまず『古事記』は、これで終わりじゃ。

コメント一覧

愛子 URL 2011年08月03日(水)12時41分 編集・削除

私がもの心付いた頃、毎月一回出雲大社の大阪分祠にお参りに行ってました。
嫌でした。
車酔いするんですよ、私。
でも、祖母が熱心に先生にお会いしてご奉仕してましたので、一緒にトイレ掃除とかしてました。

いつからか急に行かなくなったのですが、
大阪分祠のお世話になっていた先生が亡くなられた時からだったんです。

小さい頃に読んだ本は、今思えば古事記が多かったのか、因幡の白兎とか国びきとか・・・

このお話も忘れていたけど、紙芝居見たら思い出しました。
小さい頃に読んだ本、
もう一度見てみたいなぁと最近良く思います。

カンネン亭 2011年08月03日(水)13時14分 編集・削除

愛子さん

 古事記は深いですよね。
 表面的な、昔話ではなく、その奥に隠されたスピリチャルな意味がわんさか、そこにはあるような気がしています。
 古事記紙芝居の完結は、僕の一つのライフワークにしたいと思っています。 壬申の乱ぐらいまでで完結したいと思っているのですが。まだまだ先やわ。