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紙芝居:「新・古事記  ヤマタノオロチを倒せ!」 (前編)

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 昔むかしの大昔・・・。
 この世に神々がおられた頃のお話。

 〔イザナキ〕の《大神》の息子、〔スサノオ〕の神は、泣き虫のくせに暴れん坊。
 姉の〔アマテラス〕の神を悲しませ、《天岩戸》にお隠れになる原因を作ったのも彼じゃった。
 父の〔イザナキ〕の神は、あまりの〔スサノオ〕の悪戯に、ついに堪忍袋の緒が切れた。(確か、前もこんな場面があったような?・・まぁエエか)
 「なぁ、お前、《高天原(タカマガハラ)》っちゅう所は、そんなに甘い所やおまへんのや!・・ほな、出ていけ~!」と言って、〔スサノオ〕の髭をそり落として、《地上世界》に追放したのじゃった。
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 地上に落ちた〔スサノオ〕は、あてどもなく彷徨った。
 やがて、《出雲の国》の『肥河(ヒカワ)』という所にたどり着いた。
 「腹減ったなぁ~」と〔スサノオ〕は、フラフラになって歩いていると、やがて道の向こうに大きな屋敷があるのを見つけた。
 急いで〔スサノオ〕はその屋敷に近づき、そっと中を覗いて見ると・・、
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 そこには、老夫婦と娘らしき女性が居り、皆しくしくと泣いていた。
 〔スサノオ〕はそれを見て、ズカズカ中に入って行き、「俺の名は〔スサノオ〕の神! お前達はなぜ泣いておるんじゃ!・・理由を言え。力になってやってもよいぞ!」と(偉そうに)言った。(そら神様やもんなぁ)
 すると、主人が口を開いた。
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 「・・ああ、はい、実は今宵、このうちの娘〔クシナダ〕姫が、〔ヤマタノオロチ〕という大蛇の化け物に、《生贄》として食べられてしまうのです。・・それが悲しゅうて泣いておりました。」と言った。
 それを聞いて〔スサノオ〕は、「よーし、それでは、俺がその化け物を退治してやろう!・・ただし、退治できたら、その〔クシナダ〕姫を俺の嫁にくれんか?!シャ~ワセにするぞ、ニャロメ!」と言った。
 「はっはい、ちょっと抜けてるような神様のようではございますが、まぁ、一応、神さまは神さま。ありがたいことでございます。 しかし、〔ヤマタノオロチ〕は、体が一つなのに、頭が八つもある、キングギドラのような化け物ですよ。しかも、強いですよ!」と言った。
「大丈夫じゃ、俺に考えがある!」
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 「ご主人、そなたは急いで、できるだけ沢山の強い《お酒》を集めてくれ! そして、皆でそのお酒を八つの桶に移すんじゃ! さぁ、急いでくれ!」と〔スサノオ〕は言った。
 そして、その夜。・・言われた通り〔八つ〕の酒入り桶は、屋敷の前に置かれ準備された。 (後編)につづく