住職のつぼやき[管理用]

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五年目の「楽寿」

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 先ほど、大阪市内の上本町に或る、有料老人ホーム『ケアリビング楽寿』さんへ、「お寺の出前」に行って来た。
 こちらは、今回で五回目。・・一年に一回の「出前」なので、今年で五年目になる。
 すでに、存じているお顔もあるし、初めて見るお顔もある。(当然だ。)
 女性施設長とも、顔馴染みだし、職員さんの何人かは親しくなっている。
 又、入居者(95歳のお婆ちゃん)のご家族さん(娘さん)とも、仲良くなって、必ず、僕が伺う前日には、お寺に(来苑確認の)電話が入る。
 昨日も、僕がお風呂に入っている(ベストなタイミングの)時に、掛かって来た。
 急いで、風呂から上がって、電話に出ると「ご住職~、明日来てくれはんの~。ええっ、今お風呂に入ってはったん?・・という事は、今、すっぽんぽん!・・そうですか。・・それで、ご住職は、三輪そうめん好きですか?・・」と、こんな調子である。(すっぽんぽんである事が解っているなら、早よ、電話切ってくれ!・・とは、よう言わんかった。)
 ・・まぁ、こんな感じなのである。
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 ところで、今回の紙芝居は『走れメロス』をした。
 テーマは『信頼』である。
 紙芝居が終って、僕は、「・・友達を信じる。家族を信じる。介護職員さんを信じる。リハビリの先生を信じる。そして、仏さまを信じる。・・皆さんも、『信じる』って、いったいどういう事なのか?を、今一度、深く考えてみませんか?!」と、言って締めくくろうとしたら、前の男性が、「信ずるものは、救われる!」と、大声で言って下さり、見事な『落ち』をつけて下さったのであった。

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