記事一覧

※画像をクリックすると拡大されます。

震災から13年・・紙芝居『地球が動いた日』

今月の17日で、あの《阪神淡路大震災》から13年が経つ。
妻の両親が〔震度7〕だった西宮に住んでいた為、(今も住んでいるが・・)毎年この時期になると、あの地震の凄さを思い出してしまう。
 あの時・・、両親への連絡が取れなかった為、すぐに阪急の〔西宮北口〕まで電車で行き、そこからグニャリと曲がり落ちた線路沿いを歩き、まるでハリウッド映画の戦場跡のような景色の中を、〔苦楽園口〕まで歩いた。両親の住むマンションが無事で、2人して玄関から顔を出してくれた時はホットした・・。
 あれからもう13年・・。あの地震の後、何度も被災地の避難所となった小学校などに〔お手伝い〕に行かせてもらったりしたが、あまりに生々しい思い出なので、今あまり思い出したくないというのが本音だ。・・が、あの時〔この事は忘れてはいけない!〕と思って、勇気を出してこの《紙芝居》を作ったのを今、思い出す。又、原作も素晴しかった!
ファイル 49-1.jpg
《あらすじ》〔現代もの1〕
この物語は、小学6年生の男の子を中心とした1つの家族の震災体験のお話である。
 中学受験を目前に控えたこの物語の主人公《剛(つよし)》は、神戸のマンションに両親と弟の四人で暮らしていた。・・・平成7年1月17日の早朝、突然大地震が襲う。
ファイル 49-2.jpg ファイル 49-3.jpg
家族は全員無事であったが、マンションは半壊の為、近くの小学校に皆避難し、そこでの〔避難生活〕が始まる。
 友人を地震で亡くした《剛》は心に深い傷を負う。
ファイル 49-4.jpg
それを癒してくれたのが、同じ避難生活をしていた元教師のおばあちゃん先生であった。《以後、本文より僕の好きな会話を抜粋》
〔剛〕「ぼくなぁ、みほちゃん、突き飛ばして・・受験勉強の方が大事やと、とうとう作文書かんで・・謝ることもできんと・・それで、みほちゃん死んで、死んで・・。」
〔先生〕「つらいなぁ、だけどな、死はどんな時でも残された人に後悔とくやしさを置いていくもんなんよ」
〔剛〕「誰でもなん?」
〔先生〕「そうや、私も亡くなったお母さんには、後悔ばっかりしとう。ああしてやれば良かった、こうしてやれば良かったってね。だからね、お母さんにしてあげられなかった分、他の人に今してあげているのよ・・」。
《短いが、とても印象深い会話だと思う》
その後、この物語は《剛》の卒業式で終わるのだが、この場面も素敵なので、少し長くなったが抜粋してみたい。
ファイル 49-5.jpg
〔卒業生一同〕「今度の震災で私達は知りました。心を忘れた欲望は人の命を奪い、愛は人の命を救うということを。僕達は阪神淡路大震災で亡くなった人々に誓います。命を大切にする地球を作ります。心を豊かに、思いやりのある人間になります。そして私達は今日、6年間学んだ潮風小学校を卒業します。」そして名前が呼ばれる。次はいよいよ僕の番だ。僕は深呼吸をして力一杯声を張り上げた。「高橋 剛!」。僕は自分の名前を胸を張って言う事ができた。おしまい。