住職のつぼやき[管理用]

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親鸞聖人の夢

 昨日、親鸞聖人の夢を見た。
 もちろん夢なので、何故登場されたのかは解らない。
 ・・おそらく今、親鸞聖人の『出家とその弟子』という「紙芝居」を作っているので、夢という形で〔幻影〕が現れたのであろう。
 夢の中の親鸞聖人は、笠を被り、小さな身体で、杖を持ち、シルエット(影絵)で、(なぜ、シルエットなのか訳が解らん。)僕の前に出て来られた。
 僕は、これは絶好の機会だと思って、夢の中で色々と質問した。
 お聖人は一つ一つ丁寧に答えて下さった。(夢でもうれしい・・)
 たとえば、僕はお聖人に「この(西洋のキリスト教的視点からも見た『出家とその弟子』という)紙芝居を作っても良いでしょうか?・・間違ったお聖人の教えを伝える事にならないでしょうか?」と問うた。
 お聖人は、「神仏の教えを伝える事に、これは間違いだとか、間違いではないという事は、自分で決めることではない。その判断は仏様にお任せせよ。自分が感じたまま思ったままを作りなさい」と答えてくださった。
 又、「僕がよく老人ホームでやっている「子供を亡くしたゴータミー」という紙芝居ですが、これはお聖人の教えではないですが、良いでしょうか?」と、いう質問に対しては、
 「その(ゴータミーの)話は、私の説いた教えではない。・・が、同じお釈迦様の教えである。私の教えもお釈迦様の教えである。だから結果的に一緒である。自信を持って布教せよ。」と言われた。
 又、「老人ホームとか病院とかでの布教は、自分のお寺の繁栄にならないですが良いでしょうか?」とかも質問すると、
「そのような場所での布教こそが、本当の布教である。自信を持て。力一杯回れ。お寺の繁栄にならなくても、それこそが私が望むものだ」と言われた。
 ・・今、このブログを書いていて、どうやら、どれもこれも、このお聖人の声は、自分の心の声の反映のような気がする。
 たかが夢、されど夢。・・でも良い。なぜか今、僕の心は安心観で一杯なのだ。

コメント一覧

たけちゃん Eメール 2010年03月03日(水)01時12分 編集・削除

ご院さん!
その通りではないでしょうか!
親鸞聖人は、浄土真宗を開こうとして
教えを説いたわけではありませんから!
衆生を救おうとされただけですから!
世の中安穏なれ!仏法ひろまれ!ですよ

カンネン亭 2010年03月03日(水)12時40分 編集・削除

たけちゃん様

 新作紙芝居は『親鸞聖人』の紙芝居ものの決定版にしたいと思っています。
 原作からも少し離れて、自分の思いも入れるつもりです。
 大河ドラマ的三部作ですので、完成までに半年は掛かると思います。
 もう、しばらく完成まで待って下さい。合掌

たけちゃん Eメール 2010年03月03日(水)20時32分 編集・削除

御院様
 了解です!
 ゆっくり時間をかけて、自分の思った
作品を、ゆっくり、お待ちしてますよ

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