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紙芝居:『十二支のはじまり』 

『十二支のはじまり』(昔ばなしもの6)
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 昔もむかし、ずーんと昔・・。
 或る年の暮れ、《神様》は〔動物たち〕を集めて言いました。
「元日の朝、新年の挨拶に〔御殿〕に来なさい。一番早く来たものから順に、十二番目まで〔一年間ずつ〕、その動物の年にして人間世界を守らせよう」と。
 それを聞いて、動物達は喜んで帰っていきました。
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 そして、いよいよ〔年の暮れ〕となりました。
 〔牛〕は歩くのが遅いので、暗いうちに起きてのっそり家を出ました。
 それを見た〔ねずみ〕は『ピョン!』と、急いで牛の背中に飛び乗りました。
 大きな牛は何も気がつきません。
 のっそり、のっそり暗い道を歩いて、牛は御殿に着きました。
 しかし、まだ門が閉まってします・・。牛は門前で待つことにしました。
 やがて、空がだんだんと明るくなってくると、門番が『ぎぎぎーっ』と思い扉を開きました。
 牛が喜んで入ろうとすると・・、
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「おっと、一番はこの僕だよ、失礼!」と、ねずみは牛の背中から飛び降りて、御殿の中に入りました。
「神様ーっ、おめでとうございまちゅ~。ねずみめが一番に参りましたー!」
 こうしてねずみは一番になりました。
 しかし、牛は怒りません。「な~に、一番にならなくても十二番に入れば良いんだモ~」と。
 こうして牛は二番になりました。
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 その後から、勢いよく三番に〔寅〕、四番に〔うさぎ〕が駆け込んできました。
 振り向くと〔龍〕と〔へび〕が、クネクネ競争をしてやってきます。二匹はほとんど同時に入りましたが、『ヒゲ』があるぶん〔龍〕が五番目となりました。 そして〔へび〕が六番です。
 そしてその後から、七番目に〔馬〕、八番目に〔羊〕、九番目に〔猿〕、十番目に〔ニワトリ〕が入ってきました。
 ニワトリはバツが悪そうな顔をして、門番に「いつもは僕がみんなを起こすんだけど、今日に限って寝坊しちゃったんだケコー・・」と言いました。
 そして〔犬〕が十一番目に、そして最後に〔イノシシ〕が十二番目に入りました。
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 こうして〔十二匹〕の動物達は、《神様》から美味しいお正月のご馳走を頂いて、その年の王様〔ねずみ〕の頭には美しい王冠が輝き、皆の前で表彰されました。
・・・これが、いわゆる《十二支》のはじまりです。

 さて、しかしこの〔お話〕、実はもうちょっと〔続き〕があるんだニャ~。
・・が、それは又、別のお話でチュー。次の機会にお話いたしましょう・・。 おしまいだワン!