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紙芝居:『ダンテの「神曲」(天国界)』 その3 〔最終回〕

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ベアトリーチェ「さぁ、いよいよ、この旅も大詰め。 ダンテ、あれが〔至高天(シコウテン)〕よ。あなたはついにたどり着いたのよ!・・ここは、ただただ《光》ばかりの世界なの!」
ダンテ「本当だ!ちょーまぶしー!ここは《光》に満ちています! しかもなんと、その光すべてが、喜びに、優しさに、いや《愛》に満ちています!」
ベアトリーチェ「ダンテ、そう、神は《光》なのです。・・そしてその《光》そのものが《愛》なのです。
 ・・・一つ、たとえを言いましょう。花は枯れても、種が再び《光》を浴びて、又芽を出し、やがて花を咲かせます。 決して滅びるわけではありません。 人間も同じ、肉体は土に還っても、《魂》は、神の《愛=光》のチカラによって、いつまでも生き続けるのです。・・そして、そのすべての初動の源(根源)が、神=愛=光という訳なのです。
 今まであなたが見てきた〔地獄界〕・〔煉獄界〕さえも、神のチカラによって成り立っているのですよ」
ダンテ「えぇっ、あの〔地獄界〕もですか?」
ベアトリーチェ「そう、もちろんあれは《神》が創った世界ではありません。・・人の想念が〔地獄界〕を作り出したのです。・・その訳は、人が人として正しく更生するために存在し、又、神がそれらの世界を認めているから、成り立ってもいるのです。」
ダンテ「・・なんだか、頭が混乱してきましたが、つまり〔地獄界〕・〔煉獄界〕も、《神》の手の中にある《世界》だと考えて良いのでしょうか?」
ベアトリーチェ「そうねぇ、神は、人を正しい道に歩ませようと、この《光》の中に還らせようと、色んな世界を存在させているのでしょうね。・・私はそう思いますよ。
 ・・さぁ、ダンテ、これで旅は終わりです。あなたは〔人間界〕に還る時が来たようです」
ダンテ「あぁ、ハウスフルーチェ。・・いや、ベアトリーチェ、お別れなのですか?・・又、お会いできますか?」
ベアトリーチェ「最後まで、あなたはボケをかますのね。・・ええ、ダンテ、又、きっと会えますよ。
・・その時まで、あなたが今まで見てきた『死後の世界』を本に書いて皆に教えなさい。 そして皆に言うのです。『死んでも終わりではないんだよー!』と・・。 
 それを知れば、人はきっと正しく生きる事の大切さを学ぶでしょう! たぶん、おそらく、なんとか、どうにか・・。 
 ダンテ、それがあなたの使命なのです。・・そのために、私はあなたをこの世界に招いたのですよ。・・さぁ、あなたの仕事が終ったら、又この〔天国界〕で会いましょうね。それまで、ダンテ、さようなら・・・。」
ダンテ「あぁ、ベアトリーチェ!行かないで!・・では、又、あぁ、さようなら・・」
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 終わり

コメント一覧

らむね 2009年09月28日(月)17時43分 編集・削除

超大作感動のフィナーレですね。一度全編通しで見てみたいですねー。

カンネン亭 2009年09月28日(月)22時48分 編集・削除

らむね様

先日、「白寿苑」という老人ホームで、『神曲』全部を披露したのですが、ご老人方は、唖然とされていました。
 やる場所を間違えたかもしれません・・・。

らむね 2009年09月29日(火)18時24分 編集・削除

私も立ち会ってみたかったです。ぜひ国連総会で披露してほしいくらい(笑)。