上の写真は、うちのお寺の番犬『ポッキー』である。
正式名は『宮本ポッキー』という。(動物病院の診察券に、そう記されてあった)
この犬、白と黒色が交じり合うメスの柴犬で、チョコレート菓子の『ポッキー』を連想してしまうというので、僕の子供たちがそう名づけた。
・・今、10歳である。(すでに老犬である)
『ポッキー』は、こちらのお寺に入寺した時、知り合いの方に頂いた犬で、元は捨て犬だったそうだ。
拾われた子犬の時、すでに『クロ』とか『ポチ』とか、そういう名で呼ばれていた様で、今でもそう呼ぶと振り向く。
・・で、今日は、この犬と『紙芝居』の事を少しお話したい。
僕の書く『紙芝居』に、犬が登場する場合、たいてい、うちの『ポッキー』がモデルとなって現れる。(身近にいるのでモデルにしやすい)
上の写真は『ポッキー』が古代インドに登場した場面。
これは、「すべてのものは仏さま」という紙芝居で、『ポッキー』も仏さまとして、拝まれている貴重な一枚である。・・(笑)
これは、現代の日本の臨終の場面(ターミナル・ケア)の場面に登場した『ポッキー』。(真ん中で、亡くなっていく人を見守っている場面。)
そして、これは昭和20年の広島に登場した『ポッキー』。(主人公の女の子を見つめるが、この後『ポッキー』も原爆を体験してしまうことになる。・・・ただの通行犬キャラなので、その後の生死はまったく不明。)
まだまだ、うちの『ポッキー』は、時代と国を超えて、あちこちで僕の紙芝居に登場しているが、・・どこで、どのように書いて登場させたか、作者の僕自身も忘れてしまっているので、(・・それぐらいエエ加減なキャラです)その内、出演しているトコ、また見つけたら書くことにします。 以上
(出演料を払わなあかんなぁ・・)
(観念寺前での、弱番犬『ポッキー』)