住職のつぼやき[管理用]

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〔攻撃型〕認知症と〔友好的〕認知症

 ・・色々な〔老人ホーム〕へ、《出前》に行っていて思うのだけど、〔認知症〕にも二種類のタイプがあるなと感じている。(勝手にだが・・)
 一つは〔攻撃型〕な認知症の方。
 そしてもう一つは〔友好的・いつも楽しそうな〕認知症の方である。
 ・・おおざっぱであるが、そう感じている。
 そしてその〔攻撃型〕にも、言葉の攻撃タイプと、手足を使っての、まさに暴力的なタイプに分かれるが、皆さんその限度は(なぜか)わかっておられるような気がする。

 〔友好的〕認知症の方は、いつも楽しそうで周りを明るくされている。(いつも歌を唄ったり、踊ったり。)
 ・・たとえば、毎回、僕を見つけたら「あー、又お会いしましたねぇ。ホント嬉しいわー。じゃ、いつものように唄いましょうよ。今日は何唄う?(いつも唄ってない、唄ってない・・〔笑〕)」と、話し掛けて来られる。

 この〔攻撃型〕と〔友好型〕。(タカ派とハト派のようだが、)どうして同じ〔認知症〕でもこうも分かれるのであろうか・・?
 まったく解らない!
 はっきりしているのは、ご自分の《信仰》の有る・無しではないという事・・。(いつも自分の《信仰》を自慢している人でも、攻撃的認知症の方はおられるので・・)
 では、育ちや環境の違いか?・・又、人生観や世界観の違い?・・またまた、どのような経験をされたかによって違うのか・・?
 今、その現場で色々と聞いて調べているのだが、やはり解らない。
 なぜ、調べているかって・・?
 僕自身〔友好的・ハッピー〕認知症老人に、(いつか)成りたいと思っているからである。
 

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