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紙芝居:『ナニワの浪花千栄子女史』(その10)

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「浪花千栄子はドコに居るんや!・・このラジオ番組には絶対彼女やないとあかんのや!」と、
昭和27年、NHKデレクターは必死になって彼女を探します。
 そしてようやく見つけ出し、彼女を説得し芸能界に復帰させるのです。
 そして、始まったのがNHKラジオドラマ『アチャコの青春手帳』でした。
 このドラマで千栄子さんは、花菱アチャコさんのお母さん役を演じ、大ヒットします。
 さらに『お父さんはお人好し』で、アチャコさんと夫婦役を演じ大ヒット。これが長寿番組となり、映画化もされる事になります。
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 こうして、大女優となった浪花千栄子さんは、映画界から引っ張りダコとなり、巨匠・黒澤明監督、小津安二郎監督等に起用され、お人好しの善人から悪女、さらに妖婆まで演じ分け、『ブルーリボン助演女優賞』を受賞します。
 又、テレビドラマにも多く出演。大河ドラマ『太閤記』、『楢山節孝』、『細うで繁盛記』などに出演して、名わき役を不動のものにするのでした。つづく

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