竜は、皮の無い赤い肉ばかりで、地に横たわっておりました。
この時、日がカンカンと照って、土は熱く、竜は苦しさにバタバタしながら、水のある所へ行こうとしました。
その時、たくさんの小さな虫が、その竜の体を食おうと出て来ました。
この時、竜は考えました。
「今、私の体を、この虫たちにやるのは、誠の道(仏の道)だ。
今、肉をこの虫たちにくれておけば、やがては[誠の道]をこの虫たちに教えることができる。」と。
竜はだまって動かずに、虫に体を食わせました。
そして、とうとう乾いて、死んでしまいました。
死んで、この竜は天上に生まれ、後に、世界で一番偉い人[お釈迦様]になって、みんなに一番の幸せを与えました。
そして、のち、この虫たちもみんな人間に生まれ変わりました。(・・そうか、僕らは竜の体を食べた虫だったのか⁉・・余談)
そして、竜の考えたように、未来で、お釈迦様のみ教えを(お経を通して)聞いて、誠の道に入りました。
このようにして、お釈迦様が誠の為に、身を捨てたことは、今は世界中、あらゆる所を満たしております。
この話は、おとぎ話ではありません。おしまい
・・もう一度、この話はおとぎ話ではありません。