わしの名は『ラーマ・クリシュナ』。
インドのえらーいお坊さんじゃよ。
皆の衆、しばらく、わしの話を聞いておくれ。
それでは、はじまり、はじまりじゃ。
わしの見る所、世の中には、四種類の人間がいるのぉ。
一人目は『世の中のあらゆることに縛られた人』。
二人目は『そのあらゆることから、脱け出して悟りを求める人』。
三人目は『あらゆることから、悟れた人』。
そして、四人目が『人びとを幸せにするためだけに、この世に居る人』じゃ。
たとえ話をしよう・・。
湖に漁師が網をしかけた。
賢い魚は、決して網にはかからない。
これは、人びとを幸せにすることだけを考えている人じゃ。
世俗の楽しみに、まったく興味がない。
ブッタなどの偉大な聖者たちの魂じゃな・・。
だが、ほとんどの魚は網にかかってしまう。
この中で、幾匹の魚は、逃げよう!と頑張る。
これが、悟りを求める人じゃ。
けれども、皆が逃げれる訳ではない。
世の中には、誘惑が多いので、逃げるのが難しいのじゃ。
後半に、つづくじゃ。
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