阿弥陀如来さまに、命の尊さを味わせて頂いた武子さまは、自らも被災者でありながら、震災被災者の救済活動に打ち込んでゆかれます。
武子さまと志を同じくする門徒たちは『築地本願寺跡』に、まず[テント救護所]を作りました。
そして、はがきの代筆活動。(この頃は文字を書けない人が、一杯居られましたので)
又、薬品や食料、そして衣服の供給、または遺骨の預かり活動なども実施されたのです。
さらに、震災孤児のために[児童救護運動]を実施されます。
それは、全国からの寄付金を使っての[子供学校]や[幼稚園]の開設であったり・・、
震災孤児になった少女や若い女性たちの為の施設開設であったりしました。
足りない資金は本願寺教団を頼らず、武子様の著書の印税を、すべて使って補てんされたそうです。
大正時代に、武子様のような救援活動をされた方は、ほとんどいませんでした。
・・それは、誠に尊い活動だったのです。
が、無理が続いたせいでしょうか? つづく
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