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紙芝居:「与謝野晶子(よさの・あきこ)」(その1)

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日本を代表する、情熱の歌人[与謝野晶子]。
 彼女は(いわゆる一つの)、明治・大正時代の世間が好む美人ではありませんでした。
 男のような太い眉。
 がっしりと張った顎。
 いかめしい肩幅。
 そして、黒曜石のように輝いた大きな瞳。
 そんな彼女は、妻子ある男性と、情熱的な恋に落ち(いわゆる不倫やがなぁ)、女性の自由を歌った詩を作り発表し、有名になりました。
 又、同時に軍国主義の真っただ中に、反戦歌を発表し、世間を驚かせました。
 さて、このお話はそんな波乱にとんだ彼女の一生の物語です。はじまり、はじまりー。
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 今からおよそ110年ほど前・・、
 大阪は堺(さかい)という町に、江戸時代から続く、和菓子の老舗『駿河屋』というお店がありました。
 その帳場で、店番をしながら『源氏物語』などの古典を読みふける少女がおりました。
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(与謝野晶子生誕の碑:大阪堺市)
 彼女の名は、名字が[鳳(ほう)]。
 名前は[しよう]。
・・といい、この店の三女に生まれました。
 この少女が、のちの与謝野晶子です。
 さて、この物語では、[しよう]ではなく、わかりやすく『晶子』という名で通します。つづく