住職のつぼやき[管理用]

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本年度『紙芝居創作合宿』終了!

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本日、本年度《観念寺》『紙芝居創作合宿』が終了した。
 今年は、諸般の事情により、参加者は、主催の〔南医師(写真)〕一人だけとなった。
 ・・つまり《たった一人の合宿研修会》となったわけだ。
 このような事は始めてだったのだが、〔これはこれで良いだろう〕と思い予定通り行った。

 南医師は、まじめで面白く、頭の柔らかいハチャメチャなドクターである。
 現在、〔枚方〕で『在宅ホスピスあおぞら』の所長をされ、かつ、日本でもまだ数少ない『デイ・ホスピス』の担当医師もされ、その合間に『大阪大学・大学院』の医学研究生たちに〔実習指導〕もされている。
 こんなに凄い方がなぜ、毎年『紙芝居』を作りに来られているのか?
 それは、在宅で『往診』するにあたり、末期の患者さんに〔痛み止めの点滴〕をする以外、何も施す事ができないもどかしさに悩まれ、その結果、『紙芝居』を見てもらう事が《心のケア》に有効であることを悟られたからなのだ。
 それで、ご自分の〔往診体験談〕を『紙芝居』にして、毎回患者さんに見てもらい、時には笑い、時には涙してもらって、仕事に活かそうと決意され、作りに来られているのだ。(ホンマに医者の鏡のような人です!・・医者仲間からは〔変人〕だと思われているそうだが・・、僕は現代の〔緒方洪庵〕だと思っている)
 話が長くなったが、昨日・今日の合宿で南先生は、再来月、大阪『遺族の会』で、披露する予定の『リカさん、雲にのる』という紙芝居を完成された。
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 〔あらすじ〕はまだ皆には内緒なのであるが、未亡人〔リカ〕さんが、〔愛する夫の残したものをコヤシにして、子孫が立派に成長していく姿を見つめる〕というストーリーである。
 本人曰く「納得できる作品が完成しました!」と大きな声で言われたので、披露され、その反響を聞くのが今から楽しみである。 

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