次に創る紙芝居は、『かくれ念仏』(仮称)にしようと思っている。
今、資料を読んでいる最中だ。
こんな話・・。
江戸時代の初期から明治時代初期にかけて、九州の薩摩藩[今の鹿児島県]では、およそ250年もの間、キリスト教と並んで、浄土真宗は[禁制]となっていた。
これは、藩の封建体制にとって、浄土真宗の[教義]が浸透することによって、農民たちが幕府・藩に対する反抗組織を形成し、農民一揆を起こす可能性を恐れての措置だった。
その為、領民は春秋の年二回、村役人の所へ行って、本願寺の[門徒=(信者)]ではないことを誓約していたという。
・・それはまるで、隠れキリシタンの[踏み絵]を彷彿させるものであったという。
そして、信仰が万一発覚すると、厳しい拷問があり、その組織を白状させられ、一村が藩吏によって焼き払われたという。
・・それでも、念仏信者たちは『かくれ念仏』として、秘密裏に、京都の本願寺とつながりを持ち、約250年以上?の間、この組織は無くなることはなかった。
あまり、知られていない話だが、僕は信仰というものの持つ[凄み]を感じた。
これを『紙芝居』にしたい。
実際、九州にも取材に行きたいので、この紙芝居はゆっくり作ろうと思っている。
主人公は、本当に実在し、刑死した農民[伝助]にするか、はたまた、ルポルタージュ形式にするか、今思案中である。 乞うご期待!
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ゆうすけ 2015年06月03日(水)23時04分 編集・削除
伝助さん=お念仏を伝える事を助ける人。助けた人。伝助さんが役人に捕まり処刑されてもまたあらたに伝助さんが現れてお念仏を伝えつづけたみたいですね。僕は正直言って命がけでお念仏は出来ないと思います。伝助さんにはなれないと思います。