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紙芝居:「安居院 聖覚法印さま」(その6)

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・・ある日のことです。
 聖覚さまは、共にお山で修行をした[親鸞]さまと、四条大橋でバッタリ出会いました。

(聖覚)「おぉっ、懐かしや!範宴(=親鸞)どの。・・それにしても、そのやつれたお姿、いったいどうされましたか?」

(親鸞)「あぁっ・・、聖覚さま。なつかしや・・。あなた様がお山を下りられて私はどれほど寂しかったか! あの後、私も比叡山を下り、心の平安を得るべく、一人で六角堂への百日間の参籠を致しておりました。
 ・・その95日目のこと。不思議なことに、観音様が目の前に現れて『私はあなたの妻となって、一生添い遂げよう』とおっしゃられたのです。・・その意味が解らず、こうして毎日、京都中を歩き回って考えている所なのです。」

(聖覚)「・・・何とも不思議な夢。・・・ここでお会いしたのも仏様の御計らいか⁉・・範苑どの、私についていらっしゃい!・・夢の意味が解るかもしれませんよ。」

(親鸞)「えっ、どこへ行かれるのですか?」

(聖覚)「私の師匠、法然上人の元へ行くのです!」 
つづく
 ※『親鸞聖人正明伝』の一部を参照、後はフィクション