住職のつぼやき[管理用]

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『スーパーコート堺白鷺』への出前

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 昨日、有料老人ホーム『スーパーコート堺白鷺(シラサギ)』へ、〔お寺の出前〕に行って来た。
 ここは、先月オープン仕立ての、できたてホヤホヤの施設である。
 まだ、入居者の方も半分程で、スタッフもどこか初い初いしい。(当然か・・)

・・ということで、まだこれと云った苑内イベントがないので、僕の出番となったという訳だ。
 (この日は、外部からの見学者も多くおられ、施設のデモンストレーションも兼ねていた・・ような気がする)
 又、こことのご縁は、スタッフの一人の看護師さんが、うちのお寺の檀家さんなので、そこから〔お声〕が掛かったという訳である。
 今回の演目は、紙芝居『三尺三寸のお箸』・『じゅげむ』・『くもの糸』の三本で、体操なども取り入れながら、約一時間お話させてもらった。
 帰り際、一人の入居女性が、僕にお話に来られた。
 その内容は、「家に置いてきた《仏壇》が心配」との事で、長男も長女もお参りをせず、三男だけがたまにお参りをされるらしい。「この先、どうなってしまうのか?・・」が、悩みなのだそうだ。
 僕は言った。「仏壇を守るのは、三男さんでも良いではないですか。三男さんに希望を賭けましょう」と・・。
 「なんか、そう言われたら安心しました」と言われお部屋に帰って行かれた。
 「・・悩みというのは、死ぬまで尽きることがない。だから宗教者に入居者の方の相談役として、毎月でも来てもらいたい」と施設長に言われたが、・・うれしい言葉だが、毎月のボランティアをこれ以上増やすのはちょっとしんどい・・・ような。通うのに約1時間かかるしなぁ・・。どないしよか??

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