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紙芝居:『じゅげむ』と《ピカソ》

ファイル 132-1.jpg (昔話もの8)
 『寿限無(じゅげむ)』という有名な落語があります。
 生まれた子供に良い名前をつけてやろうと、お寺に相談に行ったお父さん。「とにかく、めでてぇ名前を教えて欲しいんで!」と、和尚さんに詰め寄ります。
 和尚さんは、長生きで縁起の良い名前をたくさん教えてやり、その中から一つ選べばよいとアドバイスをくれますが・・、お父さんは選びきれず、それを全部自分の子に付けてしまいます。
 それは長い名前なもんで、さぁたいへん!ご近所では、お祝いに行くにも名前が言えなければ恥ずかしいってんで、子供の名前が言える『練習会』まで開かれる始末。そして、そこから起こる大騒動のお笑い話。・・これが落語『寿限無』です。
 ・・ではさぁ皆さん、いきますよ!「じゅげむ、じゅげむ、五劫のすりきれ、海砂利・水魚の水行末、雲来末、風来末、食う寝る処に住む処、やぶらこうじのやぶこうじ、パイポ・パイポ、パイポのシューリンガン、シューリンガンのグーリンダイ、グーリンダイのポンポコピーのポンポコナーの長久命の長助」!
 (・・これ、いつも紙芝居をしながら、本当にお年寄りの方にも、言ってもらってます!おもしろいですよ) 
・・実はこの『寿限無』って「アミターユス」というサンスクリッド語の意訳であり、『命の長さは限りが無い』という『南無阿弥陀仏』と同じ意味で、本当にありがた~い言葉なのです。(でも仏壇の前では『寿限無、寿限無』って称えないように・・〔笑い〕) 

 今日はもう一つ。
 「こんな長い名前なんて、実際はありまへんで!」と言われる方がほとんどなのでしょうが、・・・実はあるんです!
 それはあの有名なスペインの画家《ピカソ》です。
 今もスペインの〔マラガ〕市役所に残っているこのピカソの名前の記録。実際《ピカソ》本人も覚えきれなかったという話まであるそうで・・。どうやらそこには、『祖父・伯父・父・乳母・・』などの立派な方の七人分の名前が入っているそうです。(長けりゃエエのか!何考えて付けたんや?・・でもおもろいから許す!〔笑い〕)
 それじゃ皆さん、もう一度いきますよ~、
『パプロ・ディエゴ・ホセ・フランシスコ・デ・パウラ・ファン・ネポムセーノ・マリア・デ・ロス・レメディオス・シプリアーノ・サンティシマ・トリニダート・ルイス・イ・ピカソ』
 お後がよろしいようで・・。