お寺にいると、毎日といって良いほど、いろんなお客さんが来られます。
今日もお一人、知り合いの介護職員さんが、突然、お寺に尋ねて来られました。
・・突然、来られるということは、いろいろな理由があるのでしょう。
仕事のこと、家族のこと、いろんなお辛い悩みを聞かせて頂きました。
人間は、さまざまな悩みを抱えて生きているものです。
それが、人に直接感謝されるお仕事でも、その仕事に集中できず、人間関係の方に神経と時間を盗られてしまうと「自分のやってる事って何なの?」と、悩んでしまうものなのですね。それってシンドイですよね。
それでも、生活の為に人は仕事をしなければなりません。
「ほんま、今の世は末世(終末観)ですよね。」と、彼はぽつんと言い、「でも、話を聞いてもらって、楽になりました」と言って、(来た時より、少し明るくなって)帰ってゆかれました。
人の悩みというものは、人に喋っても何も解決しない。・・が、喋らなければ、解決に向かって一歩、進まない。・・そう思う。合掌
[管理用]
記事一覧
※画像をクリックすると拡大されます。