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紙芝居:「金子みすゞと仏さま」(その9)

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 詩を書き、投稿し、好評を博す・・金子みすゞ女史。

 しかし、そんな平安な暮らしも長くは続きませんでした。
 それは、幼い頃に別れた実の弟[正佑(まさすけ)]の存在が原因でした。
 正佑は、みすゞを実の姉だとは知らず、恋心を抱いてしまったのです。
 又、みすゞも正祐のことが好きでした。
 しかし、実の弟と結婚するわけにはいきません。
 それで、弟を諦めさせる為に、みすゞは「私たちは、実の姉弟なのだ」と、真実を告げて、自分は不本意ながら、素行の悪かったお店の番頭と結婚することにしたのでした。
 こうして、弟は諦めますが、みすゞは幸せにはなれませんでした。

 『さびしいとき』(「金子みすゞ全集・Ⅱ」より)
「私がさびしいときに、
 よその人は知らないの。
 
 私がさびしいときに、
 お友だちは笑うの。

 私がさびしいときに、
 お母さんはやさしいの。

 私がさびしいときに、
 仏さまはさびしいの。」

 つづく