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山口県:長門市仙崎に行ってきました

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(金子みすゞさんが愛した青海島の王子山公園より見た仙崎の町)
 昨年の秋より、制作を(少しだけ)開始している『(仮題)金子みすゞと仏さま』という紙芝居の取材の為に、昨日おとといと、山口県の長門市[仙崎]の町まで行って来た。
 早朝の出発でも、(山陽自動車道を使い)車で、到着まで、約八時間掛かった。(もう行き帰りだけでへとへとでした)
 長門市に着いたら、さっそく取材を開始。(他の観光地には行かず、ただただ[金子みすゞ]さんの事だけに絞りました。)
 金子みすゞさんの生まれ育った仙崎の町は、潮の香りのする静かで小さな漁村。・・それは今も変わらない。
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(再現された[自宅]金子文英堂[金子みすゞ記念館])
 まずは、[みすゞ通り]を歩いて、自宅を再現された[金子文英堂]へ。(当時のままに再現されていて、金子みすゞ女史の部屋も見学できます。
・・ここで少し余談。みすゞさんの実の弟の正佑[まさすけ]さんは、ご長寿で平成元年まで生きられます。そのお仕事は主に『劇作家』であったそうです。そこまでは知っていたのですが、その書いたお芝居の一つに[古川ロッパ劇団]の『笑いの王国』の作品があったそうです。・・これは知らんかった。弟さん、コメディ書いてはったんや。余談の余談ですが、僕はこの『笑いの王国』をパロッた[三谷幸喜作品]『笑いの大学』が大好きです。・・ほんま余談でした。)
 そして、その隣は、現在『金子みすゞ記念館』が併設されていました。(しっかりと直筆の手紙などの資料を取材してきました)
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(遍照寺さま内:金子みすゞ墓所)
 その後、そこから歩いて10分ほどのところにある浄土真宗本願寺派『遍照寺』様の境内にある、みすず女史の(小さくかわいい)墓所に、(紙芝居を作らせて頂くご報告をして、)お参りさせて頂きました。(金子みすずさんは、熱心な浄土真宗門徒でした。)
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 それで、彼女の詩は、そのまま『お念仏の味わい(=教え=感想)』になっているのです。
 僕の作ろうとしている紙芝居も、彼女の生涯はさらっと流して、彼女の想いに寄り添って作ろうと思っています。(それは非常に難しいことですが・・)
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(鯨(くじら)墓)
 その彼女の命に対する優しい心の(核)となったものが、父親の実家のあった隣の町=島[青海島]『通』(かよいと読みます)の古式捕鯨の様子(風土)ではなかったかと僕は思うのです。
 それで、『通』の[くじら資料館]に行き、捕鯨との命のやり取りの現場を見て、そして、鯨に対するその優しさの表われとして残っている『鯨墓』(生まれることが出来なかった鯨の胎児が祀られています。(一頭一頭の戒名もあります))をお参りさせて頂いて来ました。
 非常な強行軍で、たいへんしんどかったですが、しっかりと[取材]させて頂いてきたつもりです。
 いよいよ、この秋から実質的な制作に入る予定です。・・お楽しみに。