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紙芝居:「円空上人と小さな仏さまたち」(その5 最終回)

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 このように、円空さんの作った仏さまは、どのような薬よりも、病人を安心させ、癒しました。
 又、子供たちに抱きつかれ、握りしめられる『心のおもちゃ』になりました。
 こうして、円空さんは、生涯12万体の仏像を作り、民衆の中で生き抜きました。 
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 その円空さんの膨大な仏像群は、『民を護る護法神』。
 『悪を懲らしめる憤怒仏』。
 又、『合掌せずにはおられない慈悲仏』。
 『握り締められる木っ端仏』、に分けられます。
 それらは、現在、全国各地に五千三百体確認され、お寺や神社、又は博物館などでまつられ、展示されています。(後の仏さまは、まだ発見されていません。・・もう無くなってしまったかも。)
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 円空さんは、64才で亡くなりました。
 その最後は、母の亡くなった長良川の川辺に穴を掘り、村人たちに見守られながら、自らその穴に入り、念仏を称えながら、土に埋もれて入定を果たしたといわれています。
 それは、川の氾濫を抑える為の『即身仏』という〔生き仏〕になる行為だったのです。
 そして今も、岐阜県関市の長良川の川辺に、この『円空入定塚』が、(円空さんが大好きだったという)藤の花の下に祀られています。
 おしまい
ファイル 1143-4.jpg(円空上人入定塚)
ファイル 1143-5.jpg(塚のすぐ横に流れる長良川)