住職のつぼやき[管理用]

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紙芝居:「妙好人 讃岐の庄松さん」(その1)

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 「妙好人(みょうこうにん)」というのは、言葉では言い尽せない程、素晴らしい念仏者のことです。
 讃岐(今の四国は香川県)の『庄松(しょうま)』さんも、そのお一人でした。
 庄松さんは、貧しい農家に生まれた為、生涯文字の読み書きやお金の勘定が出来ませんでした。
 しかし、無欲で、信心が篤く、たとえどんなに相手が地位の高い人でも、ズバリと仏法の核心を言い当てて、廻りの人に感動を与えました。
 それではそんな『庄松』さんの一代記を聞いて頂きましょう。はじまり、はじまりー。
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 『庄松』さんの家は、貧しいお百姓さんでした。
 それで、食べてゆくことが出来ず、〔草履〕作りなどの、今で言うアルバイトや〔子守り〕などをしたり、
 又、近くの『勝覚寺(しょうかくじ)』様というお寺の下働きなどもしながら、どうにか生計を立てておりました。
 庄松さんが、仏法を熱心に聞くようになった機縁は、お寺の仕事を手伝っていたからかもしれません。
 又生まれつき、まっすぐな性格でしたので、砂に水が沁みこむように、お念仏の教えの真髄が、身体全体で受け取ることができたのかもしれません。 つづく 

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